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抗生物質を出す白癬菌


人が靴をはき出す以前には、既にヒトに寄生できるように進化した白癬菌群も、陰股部や有毛部あるいは足等の角質が厚い部分あたりにいてなりを潜めていたと思われます。そしてその状態で、自分たちが出す代謝産物によって、他の種の細菌等がその場に定着するのを妨げる常在菌の1つとして共利共存の関係にあったとも考えられるのです。

イギリスのフレミング博士は、ペニシリウム属のアオカビの周囲に細菌が生えないということを発見し、抗生物質として役立つ「ペニシリン」を発見しました。このペニシリウムと白癬菌群とは、実は、分類上近しい菌なのです。白癬菌群も、ある種の抗生物質を出すことは、実証されています。

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