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重層法と密封包帯法


これまで述べてきた一般的な使用法は、薬を患部に直接塗るのみ、という方法です(単純塗擦法)。それ以外の使用方法を説明します。

重層法は、単純塗擦した薬の上に、薬の皮膚への浸透性を高める別の薬(尿素軟膏等)を重ねて塗ったり貼ったりする方法です。尿素軟膏には、皮膚の角質水分量を増やす働きがあって、薬の浸透性を高めます。ただ、尿素軟膏を厚めに塗るため、上から靴下を履く等してべとつきを抑える必要があります。

密封包帯法(ODT法)は、抗真菌剤を厚めに塗ってその上をビニールフィルム等で覆って、周囲を絆創膏で固定する方法です。重層法よりも角質の軟化と湿潤が得られるため、角化型足白癬や爪白癬の治療にも使われます。

重層法と密封包帯法を組み合わせることもありますが、治療効果と手間の兼ね合いで評価が分かれるのが現状です。

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